今年から新企画、2日間集中講座!
年間参加はちょっと難しいけど、作りたいものがある!という方向け。
開講してみたら、参加者はみなさん、今年の製本コンクールで
本文を組むところからがんばった方たちでした!
というわけで、恒例最初の自己紹介はHPでそれぞれの参加作品を映しながらやりました(*^_^*)
2日間集中は日程が土日の2日しかありませんので、
カリキュラムより急ぎ足で、作りたいものをしっかり作って帰ってもらいます!
1日目はまず1時間ほど、書籍の構成と市販の仕組みのお話。
著作権や奥付など、公開作品を制作するための知識編です。
そしていよいよInDesignで『あのときの王子くん』を組みます。
https://www.aozora.gr.jp/cards/001265/card46817.html
邦題「星の王子さま」でよく知られる作品の新訳です。
文章と素敵なイラスト!組み上がるととても美しい本文です。
が、縦書き表記、イラストの配置や文字の回り込みなど、色々と難所満載!
私の用意したテンプレートを使いますが、
3時間かけてやっと十数ページという方も。
でもお家で独りになってからあれ?あれ?と悩むより、
私がそばにいるときに質問してくれる方がいいのでわざと難しい題材なのです<鬼です
そうして昼食をはさみながら四苦八苦の数時間のあと、
16時位にいったん王子くんは終了。
こんなときはこういう組み方、という、
作品の特徴に合わせたレイアウトを作るための理論と実践のお話をします。
見本に私が用意していたテンプレートをお渡し。
A5_縦書 あのときの王子くん 14級14歯送り特殊2段組
A5_縦書 若草物語 14級14歯送り2段組
A5_縦書 銀河鉄道の夜 14級16歯送り6文字落とし1段組
A5_縦書 狼王ロボ 16級16歯送り児童向け1段組
最後、2日目はそれぞれオリジナルで組んでもらうので、
その内容を聞き取りつつ、用意しておいてもらう内容を確認して18時に終了~。
そして明けて2日目!
今回参加された4人の方はそれぞれ
まったく違うタイプのレイアウトに挑戦することになりました!
おかげで色々な手法が見れて、お互いにお得でしたね♪
・ご自分の俳句や短歌・小説の作品集 新書版
⇒作品ごとにファイルを分け、book機能でページ数や目次を制御
・おすすめ図書のカタログ
⇒300冊分のデータと表紙画像を整理し、データベース組版を使って制作
・脚本
⇒登場人物の名前とセリフ、ト書きなどの文字落としを段落スタイルで制御
・怪人二十面相
⇒200P超の大ボリューム!縦書き特殊記号、ルビや圏点など文字指定箇所多数!
最後にみなさん、できたところまでプリントして終了。
(最低3回はプリントアウトして校正しないと誤植が、ね)
次回のコンクールで成果をみせてくださるのを楽しみにしていますね(^-^)/~
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